想像が掻き立てられる“和”の世界

日本を表す際に度々使われる”和”という文字。「やわらぐ」「なごむ」「おだやか」といった意味合いを含むこの一文字は、私たち日本人にとってはどこか懐かしく、やすらぎを感じるものです。

西洋の文化を柔軟に取り入れてきた日本人の暮らしは、今では”日本らしさ”を感じるものの方が少数派かもしれません。しかし、そんな現代だからこそ、あらためてその魅力に注目が集まっています。


- トレンドは“和”を掛け合わせたスタイル

「ジャパンディ」や「和モダン」という言葉をご存知でしょうか。

「ジャパンディ」とは、Japanese(日本の)とScandinavian(北欧の)をミックスしたインテリアスタイルのことで、最近海外でも人気を高めています。

「和モダン」とは、古来から伝わる和風デザインと、現代的でスタイリッシュなデザインを融合した比較的新しいスタイルです。洗練された雰囲気の中に、和の温かさを取り入れているため、年代を問わずやすらげる空間を作ることができます。

このように、近年では暮らしの中に”和”を取り入れることで、心落ち着く空間を作ろうという動きがトレンドとなっているようです。

もともと、”調和”を得意とするジャパンテイストは、様々なスタイルと融合しやすいのも魅力の一つ。壁紙を張り替えたり、家具を一新しなくとも、暮らしに”和”を取り入れることができます。

 

- 香りで取り入れる”和”

日本には千年以上前から香木を焚き、香りを楽しむ文化があります。お寺で仏前を清めるお供えとして始まり、やがて上流社会で部屋を芳香で満たす空薫物(そらだきもの)として流行しました。このお香への関心は新たな香りを作り出す裾野を広げ、現代の日本人の食や空間にある香りに敏感な気質を育んできました。

日本人は、静かでピュアな香りを尊びます。蕎麦をたべる時のほのかな香ばしさ。日本酒のドライでフルーティな香り。苔のむす竹林を歩くときのみずみずしい緑の香り。古刹の年月を刻んだ木材と香木のハーモニーに心が落ち着きます。

この日本人の香りに対する感性をプロダクトに反映させたフレグランスブランドがあります。Foo Tokyoでもお取り扱いのある「KITCHIBE」です。

ブランドのシグネチャーフレグランスである香り「KICHIBE」は、古来より慣れ親しみのある沈香の高貴な香りに和漢薬の要素の組み合わせ。心安らぐ癒しの空間をイメージして作られています。

他にも、雄大な富士山の穏やかな瞬間を切り取った葛飾北斎「凱晴快風」の荘厳な美しさを香りで表現した「AKAFUJI」や、 花と空間の絶妙な均衡が作りだす「生け花」の緊張感と美しさを表現した「IKEBANA」、自然の理を感じる禅庭園「枯山水」を表現した「KARESANSUI」など、日本の美意識を表現した、想像力を掻き立てられるようなフレグランスを世に送り出しています。

KITCHIBEフレグランスアイテムを見る

 

- 上質な空間に似合う和柄のパジャマ

お気に入りの空間を完成させることができたら、次は自分自身もその空間の一部としてふさわしい身なりを手に入れたいと感じるもの。上質なジャパンテイストのお部屋には、和柄のシルクパジャマはいかがでしょうか。

流水紋様が浮かび上がるように織られた特別なシルク生地を使って制作したため、パジャマでありながら、まるで着物のような高級感を感じさせます。洗練された空間に似合う、インテリアのような美しい一着です。